オートクチュールとラテンクオーターの経営者の逮捕理由は「売春防止法違反（場所提供）の疑い」と発表される

9月11日のガサ入れ以降休業していたオートクチュールとラテンクオーターに関する新しい報道が本日10月14日にありました。

警視庁保安課は売春防止法違反（場所提供）の疑いで、ＡＶ女優が在籍していると宣伝し、人気を集めていた東京・吉原のソープランド「オートクチュール」と「ラテンクオーター」の実質的経営者、南雲豊作容疑者（５７）＝東京都荒川区＝ら４人を逮捕した。
捜査関係者によると、店のホームページに女優の名前や写真、出演作品を掲載して集客していた。
約７年で計約１０億２９００万円の売り上げがあったとみられる。
逮捕容疑は９月１１日、ラテンクオーターで女性従業員が不特定の客を相手に売春すると知りながら店の個室を使用させた疑い。
南雲容疑者は容疑を認めているという。
http://www.sankei.com/affairs/news/161014/afr1610140009-n1.html

お店の経営者の逮捕の理由は「売春防止法違反（場所提供）の疑い」、つまり店内で売春が行われているのを黙認したためとなっています。
この理由だとすべてのソープランドが違法になってしまうのですが、どうしてオートクチュールとラテンクオーターだけがガサ入れされてしまったのでしょうか？

AV女優が原因？

ソープランドと言うのはお風呂屋さんでたまたま知り合った男女が自由恋愛の末に性行為に至る場所です。

お客さんはお店に入浴料を支払い、女の子にサービス料を支払います。
このサービス料と言うのは入浴介助、体を洗ったりしてもらったりした事への対価であって、性行為に対する対価ではありません。
入浴介助している内にお客さんの事を好きになってしまって、つい肉体関係を持ってしまうのがソープランドなのです。

今回はAV女優が在籍しているという事をを前面に押し出した集客、つまりAV女優と性行為ができるとお客さんにイメージさせてしまったのがいけないのかもしれません。
自由恋愛という前提が崩れてしまいますからね。

最近AV出演の強制があったと言うニュースもありましたので、それに何か関係があったのかもしれませんし、売春防止法違反とは違う別件での逮捕であったのかもしれません。
これについては公表されていないので想像でしかありませんが。

売上10億2900万円

ニュースによると7年間のオートクチュールとラテンクオーターの売上は10億2900万円との事なので、1店舗当たりの1日の売上は約20万円です。
どちらも総額6万5千円(AV女優を指名する場合はプレミア価格として総額8万円)ですが、お店の売上は入浴料と女の子から徴収する雑費などの引かれ物だけになりますから、1人お客さんが来て約3万円くらいになります。

つまり1日約7人の来店があったという事になります。

高級ソープの来客数がいかに少ないのがここからわかりますね。
この7人の内、少なくとも半分は本指名で通うお客さんでしょうから、指名客を持たない女の子はお茶ばかりになってしまっても仕方ないのかもしれません。

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